今回はAutoCADのハッチング機能について説明するぞ★
基本的な使い方から、爆速作業化テクニックまで伝授するぞ★
基本的な使い方
①閉じた領域を作成しておく。
②「ホーム」タブ → 「作成」リボン → 「ハッチング」
コマンド:「HATCH」
③閉じた領域の内側をクリック
★イタチんポイント★
ハッチコマンド起動後、デフォルトでは内側の点をクリックすることでハッチを作成できるが、
ハッチングエディタの「境界」リボンの、「選択」をクリックすることで、オブジェクトを選択してハッチングを作成するモードに切り替えられる。
内側の点をクリックだと、マウスを動かす毎にハッチングをプレビューするので、重くて使い勝手が悪い。
なので必ず「選択」をクリックしてから作成するようにする。
また、選択する境界オブジェクトはポリラインで作成し、必ず印刷無効にしたレイヤー上で作っておく。
爆速技
ハッチングの詳細設定を表示
・新規作成時
ハッチ作成状態で、コマンドラインに表示されている「設定」をクリック
・既存のハッチ
ハッチングオブジェクトを選択状態で、コマンドラインに「HATCHEDIT」を入力。
→様々な設定ができるようになる。
或いは下記からもアクセス可能。
・「修正」リボンの中の「ハッチング編集」
・ハッチングオブジェクト選択 → 右クリック → 「ハッチング編集」
ハッチの領域を手動で調整できるようにする
①ハッチングオブジェクトを選択
②「ハッチングエディタ」タブ → 「オプション」リボン → 自動調整がアクティブになっているので、クリックしてオフ状態にする。
そうすると自動調整機能が解除され、手動調整が可能になる。
その状態になると、ハッチングオブジェクトをクリックしたとき、オブジェクトの周りにグリップが表示されるようになり、これをドラッグすることでハッチングオブジェクトの形状を自由に変更できる。
ハッチの領域を自動で調整できるようにする
さっきの逆で、ハッチの領域を自動調整にしておけば、境界となるポリラインの形状が変更された場合、ハッチオブジェクトがそのポリラインの形状に追従する。
※自動調整がoffになっている場合は、「ハッチングエディタ」 → 「境界」リボン → 「再作成」で、自動調整状態のハッチングを再作成できる。
但し、境界オブジェクトはポリラインでなければならない。
単線が集まって結果的に閉じているだけの境界で生成されたハッチは、その境界となる単線を動かすとハッチの自動調整が無効
つまり、ハッチを生成するときはポリラインを境界とすると後が楽。
そのポリラインは単線を「結合(join)」したものでもOK。
ハッチ作成時、特定のレイヤーに作成されるようにする
①画層プロパティ管理から、ハッチ作成用のレイヤー名をコピーする。
②コマンドライン「HPLAYER」
③先ほどコピーしたレイヤー名をコマンドラインに入力してEnter
分かれているハッチを分離する
①分かれているハッチを選択。
②右クリック → 「ハッチング編集」
③「ハッチングを分離」にチェックを入れてOK
全てのハッチを最背面に移動させる
コマンドライン「HATCHTOBACK」を入力。
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